心開することを得つ(『大無量寿経」』)

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2013年8月14日水曜日

六十八回目の終戦記念日に寄せて

拙ブログ前書


 あの暑い日がまた巡ってくる。それは精神力だけで耐えぬいた戦争の日々の終結の日であった。その時の日本の人口は約7千万人。このうち今を生きる人(68歳以上)は2594万8千人(平成24年10月1日:現在)。これらの人々に戦中戦後の想像を絶する苛烈な生活体験が今も記憶に残るはず。だから戦争禁止の日本国憲法を遵守したいと思うのは当然かも知れない。しかしすでに少数派になってしまった。しかも戦争の悲惨を語る人は希である。さて現在の日本においては憲法改正の動きが活発である。それはきっと国民の大多数が戦争のことを知らないからに違いない。今こそ高齢者の出番ではなかろうか。私はかつて自宅において「戦争体験出前噺1200回を超える本多立太郎さんを囲む会」を実施した。その口演記録を所持している。そこで今回これを活用していま流行のブログとやらを立ち上げることを決意した。

ご存知のとおり憲法改正のハードルは二つ。一つは国会議員の3分の2以上の賛成、二つは国民投票の過半数の賛成。第一のハードルは最近にわかに現実味を帯びてきた、ゆえに第2のハードルの国民投票による反対こそが頼みの綱である。今回の拙ブログが少しでもお役に立つことを願ってやまない。ブログ発信日は8月15日(木)。全体を5段落に分割して毎週木曜日に更新する予定である。

加州願生舎 中野郁博 敬白

石川県能美市佐野町イ35番地

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