心開することを得つ(『大無量寿経」』)

心開することを得つ(『大無量寿経」』)

2013年10月24日木曜日

パート9

やなせたかしさん死去 94歳「アンパンマン」漫画家
10月17日の新聞記事から

「アンパンマン」シリーズなどで知られる漫画家やなせたかし(本名・柳瀬
蒿(たかし)さん)が十三日、心不全のため死去した。今年八月下旬から体調を崩し、入院していた。(中略)「アンパンマン」出版社レーベル館によると、二年ほど前に膀胱(ぼうこう)がんを患い、肝臓にも転移、たびたび検査入院などをしていた。十二日午後十時ごろには、スタッフと会話。翌十三日未明、病院から「心電図が乱れている」と連絡があり、スタッフが駆けつけたが、ほどなく息をひきとった、と。別紙面「評伝」見出しに「憎悪すべきは戦争。自らの正義感、託す」とあり、記事終り部分に、自らの人生を振り返った言葉も印象的だ。「アンパンマンがアニメ化され、人気ガ出た時、私は六十歳を過ぎていた。人生は終りの方が意外と面白い」と。飄々とした中にこの人の人生の哀歓が滲む。終りを全うした人として評価したい。
さて「アンパンマン」には思い出がある。それは「アンパンマンのマーチ」のこと。1902(平成4)年に作成の拙聞法紙に掲載した佐々木教悟先生の講演「本願醍醐(だいご)の妙薬」聞書(ききがき)の合間に挿入した「随想」のこと。関係ページを抜粋して紹介すれば下記のとおり。

1992(平成4)年度 加州願生舎報恩講施本 大谷大学名誉
教授 佐々木教悟師「本願醍醐の妙薬」(聞き書き)から抜粋

私の場合
「なんの ために うまれて」 答え「人間成就(じょうじゅ)(往生成仏)」
「なにを して いきるのか」 答え「称名(しょうみょう)念仏(反戦平和)」

今回はここまで。次回(10/31起)は「日本における高齢者の自死」について。


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