心開することを得つ(『大無量寿経」』)

心開することを得つ(『大無量寿経」』)

2013年10月10日木曜日

パート7

漫画本「はだしのゲン」について
この本を地元の図書館で閲覧できることを知り、さっそく前半の第1巻から第5巻を拝借して読み、各巻から1話ずつ選択抜粋しそれぞれにネーミングして5編を仮製本した。次いで後半の第6巻から第10巻を拝借し同一手法により5編を仮製本した。こうして10編の「はだしのゲン」自家抜粋編が一応完成した。(抜粋リスト後記のとおり)。なにを隠そう動機があった。それは北陸中日新聞の記事で下記のとおり。



かの新聞記事には続きがある。それは次の記事のとおり。




そこに「過激な描写」とある。代表的には第10巻20ページを指すと思われる。(末尾に掲載)。そしてそれは「戦争の残虐」「戦場の狂気」を表わすものとしてぜひ必要ではなかったか。さて今回の松江市教委の事案は「ボタンの掛け違い」と思われる。そしてこのトラブルのお陰で漫画本「はたしのゲン」が世間に広く周知されたことはむしろ慶事(けいじ)であった。私はこの本を高く評価する。私は自家製「はだしのゲン巻別特集」を書架に掲げて私自身のための「反原爆」「反戦」の原典として愛用したいと思う。

汐文社刊「はだしのゲン」(全10巻)の巻別抜粋

第一巻から「非国民と罵(ののし)られたゲンの父の怒りの爆発」
第二巻から「原爆投下直後のゲンの家族の惨状」
第三巻から「昭和二十年八八月十五日日 敗戦の日」
第四巻から「『こんな女にだれがした』姉の慟哭(どうこく)」
第五巻から「昭和二十二年十二月 広島市」
第六巻から「街頭でゲンらがアメちゃん(進駐軍の兵隊)に被爆者の頭蓋骨を売りつける」
第七巻から「登場人物(同居の老人)の原発反対のための自伝小説
『夏のおわり』をゲンが仲間らに読み聞かせする場面」
第八巻から「ゲンと相原の『戦争』に関するものすごい論争」
第九巻から「原爆症で急死した夏江ねえちゃんの遺体処理と命日
を機縁とするコメント」
第十巻から「波川中学校の卒業式の始終」

注 いずれも各巻から1話ずつ任意に適宜選択した。原画ペー
ジ数については原則としてⅠⅠページ止めとした。


 
「はだしのゲン」第十巻から

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